結局、痴漢冤罪に巻き込まれたら何をすべきなのか?正解は「ホームから動かずに弁護士に連絡」です。逃げちゃダメ!

痴漢を疑われたら「逃げる」が正解なのか?

つい先日、痴漢を疑われた人が逃走して、ビルから転落して死亡してしまうという事故が起きてしまいました。

12日未明、JR京浜東北線の車内で「痴漢行為をした」として女性に訴えられ電車から降ろされた男性が、駅の構内から逃走しました。男性は、この直後、近くのビルから転落して死亡し警視庁は、誤って転落したか自殺を図った可能性があると見て当時の状況などを調べています。

引用:痴漢疑われた男性逃走 ビルから転落し死亡

この事件についてはTwitter上では男性寄りの意見が多く見られました。

「逃げる」という行為に対して、それほど否定的な意見はみられません。

2016年3月20日に放送された「行列のできる法律相談事務所」によると…

北村晴男弁護士が「本当に(痴漢を)やっていないなら立ち去る、あるいは逮捕される前に全力で走って逃げるしかありません」と述べ、菊池幸夫弁護士も「本当にやっていなければ、その場に留まる義務はないです」と話した。

引用:痴漢疑われたら「逃げろ」は正解? 「線路逃走男」で議論再燃

と、逃げることをアドバイスしている弁護士さんもいらっしゃいます。

一方で「逃げるべきではない」と主張している弁護士さんもいらっしゃいます。

従来、弁護士の中には「走って逃げろ」との見解を述べる人もいたが、私はこれには反対だ。

走って逃げ切れればいいが、今はあちこちにビデオカメラもある。現に逃走している以上、逃亡や罪証隠滅のおそれは高いとみられるから、尻尾をつかまれた場合には、むしろ逮捕・勾留のリスクが高まる行為だ。

偶然逃げ切れればラッキーだが、そういう都合のいい展開を前提としたアドバイスは法律家のアドバイスとはいえない。金の請求をしてくる奴がうっとうしいならそいつを殺して埋めればいい。運がよければバレない。というアドバイスと本質的には違いがないと思う。

(中略)

「どうせ逮捕された時点で人生終わりだから危険を冒しても逃げた方がいい」みたいなネット通説は誤りだ。正確にいうと、10年前ならある程度正しかったかもしれないが、今は誤りになりつつある。

「行列のできる」とかに出ている先生方は今の刑事事件の実務をご存じないのかもしれないが、例えば近時の東京地裁・簡裁では、痴漢事件は否認していても勾留しないのが原則的な運用のようだ。

引用:痴漢を疑われても逃げるべきではない理由

筆者は法律に詳しくないため混乱しましたが、結局は「弁護士さんの中でも意見が分かれてる」というのが現状のようです。

しかしながら、ここ最近の傾向としては「むやみやたらと逃げることは推奨されなくなってきている」というのが主流となってきています。

【結論】痴漢冤罪トラブルが発生した時には「ホームから動かず」すぐに弁護士や弁護士会に連絡すべき!

少し情報が多くなってしまったので、情報をまとめます。

痴漢冤罪を疑われた時には、ホームから動かずに、その場で弁護士や弁護士会に連絡をしましょう。そして「今から弁護士がくるので、この場で待つ」と伝えましょう。ホームから移動して駅員室や鉄道警察の建物に移動してはいけません。

駅員室や鉄道警察の派出所に移動すると,弁護士があなたに会えないからです。
特に,駅員室は,基本的には民間企業のスペースであるため,弁護士であるからと言って当然に入って行ける訳ではありません。そして,あなたが弁護士と会えないでいる間に,警察官が駅員室を訪れ,警察署に連れて行かれる,これはよくあるパターンです。

(中略)

「痴漢犯人と指摘された男性が実際に痴漢行為をやっていない場合であればあるほど,自らの身の潔白を晴らそうと思い,または駅事務室で話し合えばわかってもらえると思い,進んで駅事務室に行く場合が多い。ところが,駅事務室に行くと,女性とは隔離され,話し合うこともできない。そしてまもなくやって来た警察官に最寄の警察署に連れて行かれ,そこで女性によって現行犯逮捕されていたと告げられ,そのまま警察署に身柄を拘束されることになる。」(秋山賢三ほか編『続・痴漢冤罪の弁護』〔現代人文社,2009年〕25頁)。

引用:突然「この人,痴漢です」と言われたら

駅員室や鉄道警察の建物に移動したが最期、まともに話をすることができずに警察署に身柄を拘束されてしまう可能性があるのです。

知り合いの弁護士がいない方は、事前に即時対応を謳う法律事務所などを検索しておいて、電話番号を登録しておくと良いでしょう。

 

いつ、疑いをかけられるかわかりません。自分の身は自分で守りましょう!

 

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